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№766 武士の一分

 07年11月11日、放送、鑑賞。
 山田洋次監督作をみるのは2本目。
一本目は友人のうちでみた寅さんである。
海坂藩に仕えるお毒味役の三村新之丞は、
ある日ツブ貝の毒に当たって失明してしまう。

 将来隠居して子供たちに剣術を教えると
いう夢もついえてしまった新之丞はすべて
において悲観し、自分の命を絶とうとまで
するが、妻、加代や下働きの徳兵衛らの
励ましや手助けによって、生きる希望を見いだすが...

  前半は必殺シリーズにあってもおかしくない
展開で、そんな感じで受け止めていたのであるが、
繰り返し問われる武士の一分とはなんぞやと
いうところが今ひとつ見えない気がした。
生き恥ということを指しているのか、
それとも妻を知らぬ間に寝取られてしまった
ことを指すのか、目が見えないままのうのうと
暮らしている自分に対してのことなのか...

 おそらくすべてがその一言に集約されて
いるのだと思うのだが、時代劇にありがちな
話の中で目新しい部分として注目していただけに、
用意された答えが想像の範囲を出なかったのは
個人的に残念。

 とはいえ、映像の美しさや、木村拓哉の立ち振る舞い、
脇を固めるベテラン陣の演技など見所も多く、
決してつまらない映画ではないことだけは
いっておきたい。
仕事上の不本意な事態で養生生活を強いられる
という点では、大いに共感できるものがあり、
それ故の焦りや落胆を木村拓哉がうまく表現
していたのには驚いた。
山田監督がほれこんでキャスティングしただけ
のことはある。キムタクの映画としてはみるまいと
思って見始めたのだけど、結局これはキムタクの
映画だった。そう考えるのがとても
自然な作品だった。

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コメント

キムタクの映画でしたねぇ(笑)
出演者の演技力に拍手でした。
キムタクの映画をキムタクとして見ないのは、私には不可能ですね^^;
それはそれで面白いですけど。

投稿: ぶんちょう | 2008年2月27日 (水) 10時15分

ぶんちょうさん

 見始める前はなーんとなく意固地にさせた映画でした。終わってみれば白旗あげざるを得ない映画でしたね。

投稿: モンスターAM | 2008年2月27日 (水) 10時34分

このDVD、知人にもらったのですが、まだ見ていません。キムタクというのがちょっと・・・。
と思っていたのですが、モンさんが白旗あげるくらいなら、ちょっと見てみようかなあ、と思いました。

投稿: とりぶう | 2008年2月27日 (水) 11時46分

とりぶうさん

 キムタクの映画をキムタクの映画としてみない方向で鑑賞すると案外いいかもしれませんよ。映画としてそれほどつっこみどころもないし、悪い映画ではないと思うし。

投稿: モンスターAM | 2008年2月27日 (水) 15時39分

この映画はささのたかしさんの映画ですね(^^)v
私もこの映画を観て武士の一分とは?
いまいち伝わらなかったですね・・・
その時に藤沢周平さんの原作でも読んでみるかと
思ったのですが今現在読んでいません(笑)

投稿: 夫婦でデート | 2008年2月27日 (水) 15時55分

夫婦でデートさん

 そう、その通りですね!
笹野高史さんはすばらしかった!!!
すばらしかったからこそ、本来キムタクの
映画であるはずのところが少し薄まっていたのかなとも思います。

 原作は....私も未読です(笑)

投稿: モンスターAM | 2008年2月27日 (水) 18時13分

この作品見る機会はあったけど見てないです(*_*)
見ればよかったです、また何かであれば見てみます!
キムタクイコール武士というのに違和感があって見てなかったけどよさそうな映画ですね(^o^)

投稿: ともや | 2008年2月27日 (水) 21時54分

ともやさん

 極端にすごいというわけではないけど、つい見ちゃうという感じの映画でしょうか。夫婦でデートさんが書かれているように、笹野高史さんの映画としても見られますので、是非ご覧ください。

投稿: モンスターAM | 2008年2月27日 (水) 22時00分

映画ファンの方で「キムタク」を食わず嫌いで避ける人が結構居るけれど、僕はファンとかではないが、勿体ないと思う。ドラマの似通った役は「役」が似てるんであって、彼自身は決して芝居下手ではないと思うんだけどな…。ニナガワさん(漢字出ない)の舞台出身なのは意外と知られてなくて、その舞台で桃井かおりと共演して、新人賞貰ってる。(この時ニナガワさんの厳しい稽古や舞台へのプレッシャーから16歳で頭が白髪になってしまった話は有名ですが。)意外と苦労派というか、ジャ○ーズ事務所のゴリ推しの後ろ盾があったわけでもなく出て来て、いろんなオーディション受けながら、あすなろ白書が連ドラデビューらしいけど、まさに日本ドラマ界全盛期。その時代から今日まで残ってる俳優は少ない。そう思うと好き嫌いは別として、凄いと思う。20代の頃はアイドルとしての立場(王子様像とか)もあったんだろうし、周りの要望、期待される事、も他の俳優とは違うから、特殊だと思う。やっぱり裕次郎さんにしろ、三船さんにしろ、“どうしても自分はこの人受け付けないわ”、って人も居るのと似てる。俳優とスターを掛け持つ人をやたら嫌悪する人居るし。これからは芝居で今までより自由にやれるんじゃないか、と密かに楽しみだったりするんです。武士の一分も、華麗なる一族も、俳優木村拓哉として巧かったと思う、特に「眼」が。昔はカッコ良いと思わなかったけど、30過ぎて、歳取ってからの方がずっと良い顔してる。

…僕ファンなんだろうか笑

すいませんよく分かんないですね、長々と失礼しました。

投稿: キヨカズ | 2008年2月28日 (木) 04時26分

キヨカズさん

 はじめまして。おいでいただいて感謝します。
キムタクは今の方がいい顔をしているというのには賛成です。「武士の一分」はそれまでのキムタク像からはあり得ない映画だったかもしれません。笹野さんのサポートも大きかったとはいえ、これをキムタク映画にしたのは彼の功績でしょう。

投稿: モンスターAM | 2008年2月28日 (木) 06時44分

 いい映画でしたよ!この監督のシリーズは親子ともども大好きで、よく一緒に見ます。
 キムタク論(?)がでてますが、キムタクって、キャラやオーラがすごすぎて、私にとってはどのキャラでも「キムタクがやってる、だれだれ」感が抜けないですねー。
 だから「ハマリ役」とか、「そういう人物がいたんだろうな」とかいうリアル感はないかもです。
 でも、だからといって映画に入り込めないわけではないし、いやな感じはぜんぜんしないです(^^)

投稿: さきんこ | 2008年2月28日 (木) 23時10分

さきんこさん

 そうなんですよね。キムタクはキムタクなんだけど、それで不快な思いは鑑賞中一度もしなかった。あれだけのスターにして、これはいったい...やっぱすごい人なんですね。

投稿: モンスターAM | 2008年2月29日 (金) 06時38分

笹野さんが好きです(●´ω`●)

キムタクってうまいような
演技ですが
いーーっつもキムタク風というか
そんな感じですよね!
もうきまっちゃってる・・みたいな。

個人的には途中までは
そこそこ面白かったのに
最後のたたかいもあっという間で
終わりが残念でした~!!

あれ?みたいな!!

なかなかこれなくて
すいません(ノ*´>ω<)ノ
3月もほとんど更新はできないと
思いますが
これからもヨロシクです!!

投稿: ぽぽ | 2008年2月29日 (金) 17時45分

ぽぽさん

 こちらこそ。またお暇が出来たら遊びにいらしてくださいね。キムタクは唯一無二の存在を確立させちゃってますから、いい意味でも悪い意味でもそこがキムタクなんですよね。

投稿: モンスターAM | 2008年2月29日 (金) 18時58分

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木村拓哉(35)主演のヒット映画「武士の一分」(山田洋次監督)が早ければ4月にも、全米公開されることが分かった。英語タイトルは「Love and Honor」。昨年、米国でも好成績を残した渡辺謙(48)主演「明日の記憶」(堤幸彦監督)の米国公開を手掛けた配給会社イレブン・アーツが、ロスをはじめ、シカゴ、サンフランシスコ、デトロイト、ホノルルなど全米の主要都市の劇場との交渉が最終段階に入っている。順調にいけば、4月から順次公開される。木... [続きを読む]

受信: 2008年2月28日 (木) 14時03分

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